【ご注意】本記事で紹介する薬剤は、2026年8月現在、臨床試験が進められている開発段階の薬剤です。今後の試験結果などによって変更される可能性があります。
- AZD6234の特徴
- AZD6234の臨床試験
- 投与方法と開発状況
AZD6234とは
| 一般名 | 未定 |
| 商品名 | 未定 |
| 治験薬コード | AZD6234 |
| 一般名英語表記 | 未定 |
| 商品名英語表記 | 未定 |
| 種類 | 選択的アミリン受容体アゴニスト(SARA) |
| 投与方法 | 皮下注射(週1回) |
AZD6234は、アストラゼネカ(AstraZeneca)が体重管理に関わる治療薬候補として開発している、週1回注射の選択的アミリン受容体アゴニスト(SARA:Selective Amylin Receptor Agonist)です。
AZD6234の臨床試験
AZD6234については、肥満または過体重の成人を対象とした臨床試験が進められています。
主な試験として、フェーズ2bの「APRICUS試験」と、2型糖尿病がありGLP-1受容体作動薬を使用している人を対象としたフェーズ2の「ARAY試験」があります。
試験結果については、2026年8月現在公表されていません。
AZD6234の作用の仕組み
AZD6234は、「アミリン受容体」に選択的に作用する薬剤として開発されています。アミリンに関連する経路に働きかけることで、肥満や過体重に対する治療薬として開発が進められています。
AZD6234の投与対象
APRICUS試験では、BMIが30 kg/m²以上、または27 kg/m²以上かつ体重に関連する併存疾患を少なくとも1つ有する成人(18歳以上)が対象となりました。
ARAY試験では、2型糖尿病があり、GLP-1受容体作動薬を使用しているBMIが27 kg/m²以上の成人(18~75歳)を対象に検討されています。
正式な適応条件は承認時に確定します。
AZD6234の投与方法
APRICUS試験とARAY試験では、AZD6234は週1回、皮下注射で投与されています。
正式な用法・用量は承認時に確定します。
AZD6234の副作用・有害事象
APRICUS試験とARAY試験では、AZD6234の安全性に加え、副作用などにどの程度耐えられるか(耐容性)を評価します。
AZD6234の開発・承認状況
AZD6234は、アストラゼネカが体重管理領域で開発している薬剤候補の一つです。
本記事で紹介した試験のうち、フェーズ2bのAPRICUS試験は終了しています。また、フェーズ2のARAY試験では参加者の募集が終了しています。
まとめ
AZD6234は、アストラゼネカが開発している週1回注射の選択的アミリン受容体アゴニストです。肥満または体重に関連する併存疾患を伴う過体重の成人を対象としたAPRICUS試験や、GLP-1受容体作動薬を使用している2型糖尿病のある過体重または肥満の成人を対象としたARAY試験で、有効性や安全性などが評価されています。
最新の状況や承認時期については、公式の発表をご確認ください。
参考資料
- AstraZeneca「AstraZeneca enhances its weight management portfolio through collaboration agreement with CSPC Pharmaceuticals」「A study in participants with obesity or overweight with at least one weight-related comorbidity – APRICUS」「Efficacy, Safety and Tolerability of AZD6234 in Participants Living with Overweight or Obesity with Type 2 Diabetes Who Are on a Stable Dose of GLP-1 Receptor Agonist – ARAY」
- 厚生労働省「臨床研究情報ポータルサイト(jRCT)」
- 米国国立医学図書館 「Clinicaltrials.gov(CT)」
プロフィール
可知 健太 さん
整形外科領域、肝疾患領域、がん領域の臨床開発に携わった後、3Hメディソリューション株式会社にて、2015年にがん情報サイト「オンコロ」、2018年に希少疾患情報サイト「レアズ」を立ち上げ、運営責任者を務める。2025年より株式会社QLife代表取締役に就任。2026年より「ひまんラボ」の運営責任を担う。理学修士。